美容室経営で活用したい補助金とは?【2020年度補助金】

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美容室経営でもらえる補助金ってご存知ですか?事業を活性化させるための費用を国の制度を利用して補助してくれる「補助金」は美容室やサロン経営に非常にメリットが大きい制度です。この記事では美容室が活用できる補助金を比較しながら分かりやすく解説していきます。

 

この記事の目次

補助金とは?

補助金は国や地方公共団体などから交付される給付金です。経済産業省の技術開発や産業復興など地域・経済の活性化に対する取り組みのための支援金です。美容室を経営するオーナー様にとって返済義務のない公的な補助金制度は大変心強い存在です。

 

助成金との違いは下記のサイトをご参考ください。

yamatomo.hatenablog.jp

 

経済産業省補助金

小規模持続化補助金とは?

小規模持続化補助金は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、
小規模事業者の地道な販路開拓等の取り組みや、あわせて行う業務効率化(生産性向上)の取り組みを支援するための補助金です。

 

補助金内容

✓原則50万円を上限に補助

✓補助率は 2/3 

✓新規顧客の開拓に!

 

補助対象の一例

・新規集客のためのチラシ作成・配布

・WEBサイトの開設

美容室をバリアフリーに改装する

・宣伝のために展示会に出展する

 

事業計画に基づいて売上げアップなどの取り組みが認められた場合に、50万円を上限に補助金を受けることができます。雇用が5人以下の事業者が対象です。事業計画書は管轄の商工会議所に提出します。金額も目的に合わせて使いやすい補助金のため販路開拓をご検討されている様にサロンのオーナー様にススメです。採択されるポイントを押さえれば、初めて申請される方でもご自身で事業計画書や申請書類を作成できます。

 

IT導入補助金とは?

IT導入補助金とは、業務の効率化、新規顧客の開拓、売上げの向上などにITサービスを導入して生産性の向上を図る、購入費用・導入費用の一部を国から補助するための補助金です。

 

補助金内容

✓40~450万円を上限に補助

✓補助率は 1/2 

✓顧客情報管理をIT化したい!

 

補助対象の一例


クラウド会計システム
・ネット予約システム
・POSレジシステム
・顧客管理システム

 

バックオフィス効率化のためのITツールを購入して業務の自動化を図り、生産性を向上するのに最適です。 補助金の申請は、全てインターネット上で国から認定された支援機関を通じて行います。小規模持続化補助金の補助額に比べて金額が大きいので高額なITツールの投資をご検討のオーナー様におススメです。

まとめ

国は開業後の経営を後押しするためにさまざまな補助金助成金の制度を用意しています。今回は経済産業省の美容室が活用できる補助金についてまとめてみました。来年度補助金申請をご検討されているサロンオーナー様のお役に立てたら幸いです。

 

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採択率を上げる事前準備とは?【ものづくり補助金】

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「ものづくり補助金」は補助額の大きさから設備投資などを検討している事業者に大変人気のある補助金施策です。年々認知度が拡大し、申請難易度が確実にあがってます。想像以上に多くの準備が必要です。「採択率を上げる事前準備とは?」についてまとめてみました。

 

この記事の目次

採択率を上げる事前準備

チャレンジする前にチェック!

ご参考までに以下をチェックしてみてください。

✓自社の強みや課題について向き合う時間が確保できるか?
補助金実施期間と本業の繁忙期が重ならないか?
✓運転資金は十分か?

いかがでしょうか?

 

■採択される事業者がやっていること

自社の強みや課題を熟知しているのは経営者です。この内容が審査結果に大きく影響してきます。経営者は日々の業務の中から補助金申請のための時間を算出するのは簡単なことではありません。しかしこのプロセスを第三者に丸投げしてしまうと高確率で不自然な内容の申請書になります。そうなると補助対象となる10000社に選ばれることは難しくなってきます。何度も何度も精査し書き直すことにより、客観的に事業の方向性をチェック、修正することができます。ぜひご自身でチャレンジください

 

■採択を受けても事業の遂行が厳しい2つのパターン

採択を受けたら補助金が交付されるわけではありません。

公募から補助金交付まで約1年と長丁場です。

交付決定後、事業完了期限までに多くの事務処理や事業実施を完了して、ようやく補助金を受領できるという制度です。スケジュールが厳しいのであれば、人員確保など余裕を持って補助金申請に割り当てられる体制を整える必要があります。

 

補助金は原則後払いです。補助金は返済不要といわれてますが、お金がもらえるわけではありません。2000万円の投資をすると、半分の1000万円が補助される制度です。そこで注意しなければいけないのは資金繰りです。途中で資金不足になるようであれば資金調達を視野に入れておくことが重要です。

補助金のスケジュールをチェック!

公募開始から補助金支払までこんな感じ

 

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(出典:全国中央会の公募要領より引用)

 

平成30年度補正予算(平成31年実施)「ものづくり補助金」の日程を参考にするとステップは以下の通りです。

1.補助金公募開始(2月~5月)

2.採択発表(6月)

3.交付申請(8月~10月)

4.事業実施(~12月)

5.事業完了報告(翌年1月)

6.補助金支払(確定後1ヶ月後程度)

 

 重要なポイントは?

メインとなるのが「審査項目」です。

ものづくり補助金申請の審査項目は5つの分野に分かれています。

  1. 補助対象事業としての適格性

  2. 技術面

  3. 事業化面

  4. 政策面

  5. 加点項目

重要な審査項目をしっかりと理解して、ポイントをおさえた申請書を作成する必要があります。

詳細は採択率を上げるポイントの記事をご参考ください。

yamatomo.hatenablog.jp

 

まとめ

いかがでしたか?採択率を上げる事前準備についてまとめてみました。

 新たな設備投資や新事業の開発をする際は補助金を活用するチャンスです。2020年補助金を検討されているのであれば、採択されるチャンスを逃さないよう今後の動向をしっかりとチェックしながら、早めに準備しておくことで採択される確率を高めることができます

 

 

 

 

採択率を上げるポイントをわかりやすく解説【ものづくり補助金】

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働き方改革や深刻な人手不足といった問題に直面し、中小企業も生産性向上が強く求められるようになりました。国が補助金を制度化し中小企業の「生産性向上」に対する取り組みを支援する動きが加速しています。来年度に挑戦したい方へ「ものづくり補助金」の採択率を上げるポイントをわかりやすくまとめてみました。

 

この記事の目次

 

ものづくり補助金とは

ものづくり補助金は生産性の向上実現するための革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援するのが目的です。

概要などはこちらにまとめてみましたのでご参照ください。

yamatomo.hatenablog.jp

 

✓補助額は?

「補助額」と「補助率」は以下の通りです。

  • 補助額:100万円~1000万円
  • 補助率 :1/2(*条件を満たせは2/3)

 

✓補助率アップの要件って?

 

1.従業員5名以下(一部業種は20名以下)の小規模事業者

 

        または

 

2.先端設備等導入計画経営革新計画承認を受けている

 

2は申請時に承認中でも応募できます。

  

ものづくり補助金の採択率は?

 

✓採択率は30%~50%程

ものづくり補助金の財源は税金です。限られた予算の中で申請者数が増加すると当然採択率は下がります。実際に採択を受けた事業者は早くから分析、専門家と何カ月もヒアリングを通じて事業計画書の準備を始めています。準備時間が十分だと完成度の高い申請書が出来上がるため、その分難易度も上がっているのです。いずれにしても半分以上の事業者が落とされるのが実情です。申請書を作ったでは採択される見込みは低いと認識してよいでしょう。

 

1の条件を満たしていなくても、2の認定を受けて補助金申請する事業者が多いのが実情です。

 

✓革新性って?

審査項目の重要キーワードです。この「革新性」についてはミラサポのWEBサイトで中小企業庁 技術・経営革新課(イノベーション課)が会話形式で紹介されています。

 

www.mirasapo.jp

 

✓「革新性」とは次のことを指すそうです

 

「【革新的サービス】は、自社になく、他社でも一般的ではない、新たな役務を取り込んだ(取り入れたも含む)新サービス、新商品開発や新生産方式」

 

✓「革新性」の判断基準は次の通りに解説されています

 

例えば、新しい設備・機器を導入しても、『当社比』で革新が行われたというようなことではあてはまらず、『地域の先進事例』や、『業種内での先進事例』にあたるかどうかなど、『相対的』な視点から、革新性を示さなければなりません。

自社になく、他社でも一般的でない、新商品・新サービスの開発、新生産方式というのがポイントです。新規性やストーリー性を高めることでより審査員に訴求しやすくなります。

 

採択率を上げるポイントは?

✓審査項目に沿った事業計画

審査項目は5つの項目です。

  1. 補助対象事業としての適格性
  2. 技術面
  3. 事業化面
  4. 政策面
  5. 加点項目

■技術やアイディアといった視点からのアピール

✓事業の中でどのような改善課題を見つけ出したのか?
✓その課題を解決するための技術面やサービス面でのアイディアは何か?
✓開発計画における具体的かつ定量的な開発目標は何か?


■事業の実現性は市場調査等をもとにアピール

✓どのようなマーケットを対象とするビジネスに乗り出すのか?
✓そこでのライバル企業に対してどうやって市場競争を勝ち抜くのか?

 

それぞれの項目で点数を積み上げていき、点数の高いものが採択になります。

抽象的な表現ではなく具体的な内容を書いていくことが必要です。

✓加点項目を確実にする対応

 

平成30年度補正予算公募要領から引用


・先端設備導入計画、経営革新計画、経営力向上計画、地域経済牽引事業計画の認定・承認(申請中を含む)企業
・総賃金の1%賃上げに取り組む企業
・小規模型に応募する小規模企業者・小規模事業者または常時使用する従業員が20人以下のNPO法人
・購入型クラウドファンディング等で一定期間内に一定規模以上の支援金額を集めた企業
平成30年北海道胆振東部地震の被害を受けた企業

 

加点項目は以下の5つです。

 

①先端設備導入計画などの認定を取得した企業

こちらの項目は、「先端設備導入計画」、「経営革新計画」、「経営力向上計画」、「地域未来投資促進法の地域経済牽引事業計画」のいずれか一つを取得すれば加点が認められます。

 

上記の中で「先端設備導入計画」を認定を受けられると、のづくり補助金の加点項目であることはもちろん「一般型」で申請する場合、補助率が1/2から2/3にアップ。そして3年間固定資産税の軽減措置があります。

詳しくはこちらをご参照ください。

yamatomo.hatenablog.jp

 

②「事業継続力強化計画」などの認定を取得した企業

平成30年度補正予算(2次公募)のものづくり補助金から新しく設けられた加点項目です。「事業継続力強化計画」または「連携事業継続強化計画」のいずれか一つを取得すれば加点が認められます。

 

③総賃金の1%賃上げ等に取り組む企業

計画として従業員に対する賃金の上昇を見込めるのであれば、おさえておきたいポイントです。この項目で加点が認められるためには、取組状況を示す資料として、「賃金台帳」や「領収証」などの根拠資料の提出が必要となります。

 

④小規模型に応募する小規模企業者

ものづくり補助金の申請には、「一般型」と「小規模型」、「企業間データ活用型」の3種類です。このうち、小規模企業者が小規模型に申請する場合は、それだけで加点対象になります。

*小規模事業者の定義

「常時使用する従業員数」で判定され、商業・サービス業で5名以下、製造業を含むその他業種で20名以下となり、補助対象額は最大500万円となりますのでご注意を!!

 

 

⑤購入型クラウドファンディングで資金調達

平成30年度補正予算(1次公募)のものづくり補助金から新しく設けられた加点項目です。クラウドファンディングを活用したことのある方は、チェックしておきたい項目です。

 

まとめ

いかがでしたか?採択率を上げるためのポイントをまとめてみました。

新たな設備投資や新事業の開発をする際は補助金を活用するチャンスです!

「ものづくり補助金」は競争率が高いため単に要件を満たしているだけでは採択は難しくなりますので、しっかりとした対策が必要不可欠です。

 

✓時間の余裕を持って申請準備を行う

✓「革新性」を理解し審査項目に沿った事業計画

✓加点項目は確実に対応する

✓留意点を押さえ訴求力のある申請書をつくる

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先端設備等導入計画の認定を受けるメリットとは?【ものづくり補助金】

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ものづくり補助金の申請で加点項目として認められている「先端設備導入計画」を取り上げます。加点項目は確実に対応すれば、点数がもらえる重要なポイントです。

 

この記事の目次

先端設備等導入計画とは?

「生産性向上特別措置法」において措置された中小企業・小規模事業者などが、設備投資を通じて労働生産性の向上を図るための計画。先端設備導入計画は、事業者が所在する市区町村が国から「導入促進基本計画」の同意を得ている場合に認定を受けることができます。

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中小企業庁資料より引用)

先端設備等導入計画を受けるメリットとは?

✓償却資産に係る固定資産税の軽減

最初の3年間、固定資産課税標準が市条例で

ゼロ~1/2へ軽減と特例措置を受けることができます。

 

✓国の補助金施策に対する優先採択、補助率アップ等

ものづくり補助金の加点項目になり優先採択になる

「一般型」で申請する場合、補助率が1/2から2/3にアップ

 

その他にもIT導入補助金やものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金(連携型)の経済産業省補助金関係では優先採択や補助率が優遇されております。

(2019年4月時点)

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経済産業省資料より引用)

✓国による金融支援

融資に対する信用保証に関する支援を受けることができます。

 

先端設備導入計画の対象者とは?

先端設備導入計画の認定を受けられる対象者は中小企業等経営強化法第2条第1項の定義に基づく中小企業者が対象となります。

 

中小企業者の範囲は以下となります。

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中小企業庁資料より引用)
税制支援は対象となる規模要件が異なりますのでご注意ください。

 

先端設備導入計画の認定要件とは?

中小企業者が先端設備導入計画の認定を受けられるためには、①一定期間内に②労働生産性を③一定程度以上向上させために④先端設備等を導入する計画を作成する必要があります。また、ここで作成する計画が、市区町村の「導入促進基本計画」に合致する必要があります。

 

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中小企業庁資料より引用)

先端設備導入計画の対象設備とは?

機械装置

測定工具及び検査工具

器具備品

建物附属設備

ソフトウェア

 

市区町村が作成する導入促進基本計画で異なる場合があります。

まとめ

いかがでしたか?先端設備等導入計画の認定を受けるメリットについてわかりやすくまとめてみました。ものづくり補助金申請で、補助率アップや加点を得るために先端設備等導入計画の認定を受け、しっかりとした対策が必要不可欠です。

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補助金と助成金の違いとは?比較しながらポイントをまとめてみました。

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経営者にとって返済義務のない公的な助成金補助金制度は心強い存在です。

事業などを推し進めるのに、有効な資金調達の手段のひとつです。

 

✓「利用してみたいけどどんなものかよく分からない」

✓「聞いたことはあるけど、難しそう」

 

などの理由で制度を活用できていない事業者も少なくありません。

助成金補助金について比較しながら分かりやすく解説していきます。

 

この記事の目次

補助金助成金の違い

 

補助金とは?

補助金は国や地方公共団体などから交付される給付金です。経済産業省の技術開発や産業復興など地域・経済の活性化に対する取り組みのための支援金です。

補助金の概要は?

・管轄は経済産業省

・財源は税金

・審査が有り、難易度は高め

・補助額が大きい

・申請期間が限られている

・ものづくり補助金がメジャー

 

助成金とは?

助成金は国や地方公共団体などから交付される給付金です。従業員を雇用する事業主をバックアップするための施策への支援金です。

助成金の概要は?

・管轄は厚生労働省

・財源は雇用保険

・要件を満たせば原則受給できる

・難易度は低め

・申請期間は通年

・キャリアアップ助成金がメジャー

融資との違いは?

✓原則補助金助成金は返済不要

融資による資金調達は、必要な不足資金を迅速に調達できるという意味で、活用する意義は大きいですが、いずれ利益の中から、返済しなければなりません。

実はこの点が補助金助成金を活用する最大のメリットとも言えます。

注意することは?

✓ここは注意しておきたい最大のポイント

 ・原則「後払い」です。

実際は受取までに6カ月以上かかるケースがほとんどです。そのため事業に必要な資金調達も視野に入れておくことが重要です。

まとめ

以上、補助金助成金の違いをまとめてみました。事業活動を援助するために国や地方自治体から様々な支援を受けることができる制度です。補助金助成金を活用するにはを受けるには一定の条件があることが多いですが、制度を上手く活用して事業展開を進めましょう。

 

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ものづくり補助金とは?ポイントをまとめてみました。

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中小企業にとって「補助金」は重要な資金調達方法の1つです。
特に金額の大きい「ものづくり補助金」は製造業などに人気があり、競争倍率が高くなっております。本記事では、これからものづくり補助金にチャレンジしてみようという方へ分かりやすくポイントをまとめました。

<記事の目次>

 

ものづくり補助金とは?

ものづくり補助金とは、革新的サービス開発・試作品開発・生産性プロセスの改善を行うために、中小企業を支援する補助金制度です。

✓簡単にポイントをまとめてみました

中小企業庁が実施する補助金制度

・中小企業の技術革新や新サービス開発を支援する補助金

・正式名称は「ものづくり・商業・サービス革新補助金
・新商品の開発、新サービスの導入、設備投資などを行う中小企業が対象

・原材料費、機械装置費、人件費などの費用の最大3分の2(但し条件あり)

補助額は100万円~1,000万円(事業類型による)
・例年12月の補正予算成立後に2月から夏場にかけ数回にわたり公募される

・国が認定する認定支援機関と連携し事業計画を策定や申請を行う

・毎年度の予算額がなくなった時点で採択は打ち切られる
・製造業だけでなく、情報通信、サービス業なども補助対象に含まれる

ものづくり補助金が受けられる対象は?

✓対象事業者は?

  • 日本国内に本社及び実施場所を有する中小企業者および特定非営利活動法人
  • みなし大企業ではないこと
  • 補助対象外事業ではないこと

すべての企業が対象となるわけではありません。公募要領をご確認ください。

✓対象経費は?

 ・機械装置費技術導入費

 ・運搬費

 ・専門家経費

 ・クラウド利用費

 ・原材料費

 ・外注加工費

 ・委託費

 ・知的財産権等関連経費

かかった費用のすべてが経費になるわけではありません。ご注意ください。

 申請スケジュールは?

✓簡単に流れをまとめてみました

1.情報収集

中小企業庁や申請書類の提出窓口となる全国中小企業団体中央会の各地域事務局Webサイトより最新情報を入手することが必要です。        

2.書類作成

必ず最新の「公募要領」と「申請書類」を入手ください。異なる様式で提出した場合、補助金不採択となることがありますのでご注意ください。

認定支援機関と連携して計画、応募申請書や事業計画書など準備を進めていきます。

3.応募申請

完成したら認定支援機関のチェックを受け期日内に管轄の地域事務局へ申請します。

4.審査・採択の可否

事務局が審査し採択の可否を決定します。採択者の公表が行われ、交付決定通知書がきたら補助金を受けることができます。

5.交付申請

依頼する内容や業者を決定し、交付申請書を管轄の地域事務局へ提出します。

6.事業実施

申請した事業計画に基づき実行します。補助金の対象となる経費については領収書や証拠書類を全て保管しておく必要があります。

7.実績報告

「補助事業実施報告書」と「使用経費の支払証明書類」を提出します。

8.確定審査・補助金支払

上記書類提出後、事務局は確定検査を行い適正に実施が行われたか確認されると補助金額を決定し、事業者に補助金額確定通知がありその後に補助金が支払われます。

ものづくり補助金の注意点

 ・補助金は後払いのため資金繰りに注意
・交付が決定してから支払いをする経費が対象
・決定後5年間事業報告が必要
・利益が出た場合は補助金の戻入が必要

申請時だけではなく、採択された後もかなりの量の事務処理が必要となります。採択を受けてからのスケジュールにも注意が必要です。

2020年の公募はいつから?

例年12月中旬から下旬頃、経済産業省のサイトで補正予算案が公表されます。

補正予算が成立し補助金の公募開始は、補正予算案成立直後の2月~3月ころと予想されます。2019年の「ものづくり補助金」1次募集は、締め切りが1週間しかありませんでした。12月に内容が発表になり次第、すぐに実行する必要があります。 前もって準備している事業者が有利となります。

まとめ

補助金は中小企業によって重要な資金調達手段の一つであり、新事業のリスクを軽減することができるため、ぜひ有効活用したい制度です。「ものづくり補助金」は競争率が高いため単に要件を満たしているだけでは採択は難しくなりますので、しっかりとした対策が必要不可欠です。

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2020年注目すべき補助金【経済産業省補正予算】

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経営者のみなさま、補助金を活用されてますか?

中小企業を活性化させる目的で経済産業省地方自治体などから年間3,000件以上あると言われています。2020年中小企業が活用できる補助金についてお伝えします。

この記事の目次

中小企業が活用できる補助金

ものづくり補助金

革新的サービス開発・試作品開発・生産性プロセスの改善を行うために、開発を伴う設備の導入を支援する補助金。 新商品の開発や新たなサービスを始める際に活用できます。

 補助金内容

【補助率】補助対象経費の最大2/3
【補助額】100万円~1,000万円

 こんな人にオススメ!

・新事業にチャレンジしたい !
・生産ラインを増強したい !

 

IT導入補助金

業務を効率化させるITツールや情報を一元管理するシステム、汎用的に管理できるITツールなどの導入する場合に支援する補助金

 補助金内容

【補助率】補助対象経費の最大1 /2 
【補助額】40~450万円

こんな人にオススメ!

・ITツールで業務を自動化したい!
・ITで経営状況を見える化したい!

 

小規模持続化補助金

持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者の地道な販路開拓等の取り組みや、あわせて行う業務効率化(生産性向上)の取り組みを支援する補助金

 補助金内容

【補助率】補助対象経費の最大2/3
【補助上限額】50万円

 こんな人にオススメ!

・自社の商品を宣伝したい !
・ホームページを開設したい !

 

採択された事例はこちらをご参照ください。

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 2020年注目の補助金公募はいつから?

例年12月中旬から下旬頃、経済産業省のサイトで補正予算案が公表されます。

補正予算が成立し補助金の公募開始は、補正予算案成立直後の2月~3月ころと予想されます。2019年の「ものづくり補助金」1次募集は、締め切りが1週間しかありませんでした。12月に内容が発表になり次第、すぐに実行する必要があります。 前もって準備している事業者が有利となります。

 

採択率は?準備期間はどのくらい必要?

補助金は申請すると必ずもらえるわけではありません。厳しい審査があり、補助金の種類にもよりますが、採択率は一般的に3~5割だと言われています。審査を受けるには、まず事業計画書を作成し期限までに提出します。採択された後も交付申請があり、プロジェクトはこの交付決定から半年以内に実行しなければなりません。またプロジェクトの途中で経過報告書、終了後には終了報告書など、実行中や終了後も書類提出が求められます。補助金が交付されるまで道のりは長いため、資金調達を視野に入れ、労力を事前に見積もっておくことが重要です。

まとめ

新たな設備投資や新事業の開発をする際は補助金を活用するチャンスです。2020年補助金を検討されているのであれば、採択されるチャンスを逃さないよう今後の動向をしっかりとチェックしながら、早めに準備しておくことで採択される確率を高めることができます。

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